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第32回「雉賞」が決定 今年は栗原愛子、依田久代の二氏が受賞 

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令和5年、第32回「雉賞」には各地で記録的な猛暑が観測される中、全国から32編もの力作が応募されました。
田島主宰は、「例年にない猛暑のなかで、努めて応募された方々には敬意を表したい」と、先ず、一途に句作に打ち込まれた応募者の真摯な姿勢を讃えられ、今年度は、自分の暮らす風土や風景、暮らしや病気といった身辺雑詠が目立ち、「地味ながらも生活に密着し、妙味も豊か」だったと総評されています。
審査は10月、主宰、副主宰など6名の審査員により行われ、栗原愛子氏の「母川回帰」、依田久代氏の「夜半の月」の2作品が見事第32回「雉賞」を受賞されました。
栗原愛子氏の作品「母川回帰」は、故郷山形県の霊峰鳥海山に源を発する「牛渡川」に産卵のため回帰する鮭の遡上と捕獲を主題に詠んだ作品です。 
選者の河原地氏は、「3句目以降には臨場感と躍動感にみちた句が並び、一気に連作の世界に引き込まれる」と評しています。
一方、依田久代氏の作品「夜半の月」は、ご自身の入院体験を「弱気にならず詩にした」もので、選者の水野氏は、「病発見から手術を済ませて、安堵の月見まで一連の日々の流れを挫けず見詰め、冷静に表現している」と評しています。
「私は18回チャレンジしました」と氏は述べていますが、永年の研鑽と努力が見事に実った「雉賞」と言えましょう。
なお、次点は、海野正男氏の「穂高」、甲野浩之氏の「無住」の2作品でした。
会員・同人の皆様には、18回目で見事栄冠を勝ち取られた依田氏を良き手本として、来年度の「雉賞」に是非チャレンジしましょう。

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